イベント
3Dワークステーション人体解剖学体験特別授業について
現代の医療に欠かせない医療機器としてCT装置やMRI装置が良く知られていますが、近年は、人体の断層像だけでなく、脳、肺、肝臓などの臓器や骨、血管、腫瘍などを3D画像化することで、病気の診断や手術方針を決めるのにも大変役立っています。
日々、医療に携わっている診療放射線技師が、実際に医療現場で使用しているワークステーションを用いて人体の3D画像を作成しながら人体解剖学に触れていただき、3D画像が実際の医療においてどのように活用され、どのような診断・治療が行われるかを分かりやすく解説します。
これから将来の進路を考えていく中学生・高校生の、医療分野における視野を広げていただくために、すべて無料にて開催致します。
【授業内容】
(1)3D画像体験 これは何だ?クイズ
カップラーメンと魚のそれぞれCT横断画像を見た後、さらに3D画像を見て、
濃度変化をつけた画像から正解は何かをあてるクイズ。
味や魚の種類を3D画像から考えて回答する。
(2)解剖学体験 3Dプリンタで作成された臓器クイズ(臓器の位置関係や役割を説明)
実際にワークステーション3D画像上で臓器がどこにあるかを探す。
(3)3Dワークステーション体験
画像の回転、切り出し、濃度を変化させるなど実際に体験して3D画像を観察する。
(4)臨床体験 症例クイズ(下肢の高原骨折、腰椎の圧迫骨折)
実際に起こりやすい例を紹介して、骨折部を探して観察しやすい画像を作成する。
以上、これらを高校生でもわかりやすい消化管系・循環器系・骨を中心に構成します。
【学習実施方法】
実際の3Dワークステーションをプロジェクターやモニターに映し出して説明します。
【これまでの実績】
2018年3月、「埼玉県診療放射線技師学術大会 市民公開講座」参加者17名。
2019年9月、「第35回日本診療放射線技師学術大会 市民公開講座」参加者93名。
【申し込み方法】
下記申し込みフォームよりお申し込みください。
お申し込み後、本会担当者と学校側ご担当者様との間で打合せをさせていただきます。
※2020年4月以降の開催予定になります。