て、「そして これから」である。日本放射線技師会総会が6月3日に終了した。4月23日に開催された埼玉県放射線技師会(以下本会という)総会にて決議された内容に基づいて、他の都道府県放射線技師会や代議員宛に活動を展開してきたが、反対していた定款は改正され、事業計画、予算も多少の修正を加えられたが賛成多数で決議されてしまった。そして会長不信任動議も却下された。多くの代議員は、問題点はあると認識しつつも、現状維持を支持したのだろうか。それとも全く問題がないという認識だったのだろうか。
私は、今回の日本放射線技師会(以下日放技という)総会において問題点は多々あったし、今後その問題点を是正していく責任が総会に出席した代議員にあると思っている。そして、私は今回の総会決議を率直に受け入れ、次年度総会まで、日放技の事業計画方針に則り、日放技を支援し本会の活動をすすめていくつもりであった。それは考えを主張し、意見を戦わせて議論することは議論するが、最終的に決まったことには従い、その具体的な活動を支援し協力していくというスタンスに沿った考え方である。
ところが、出版権訴訟に関する熊谷日放技会長の謝罪文を読んで、その気持ちはなくなってしまった。情けなくなってしまった。過去をひきづり、いいわけに終始した謝罪文は、良識ある会員の理解を、そして信頼を得られないと考えるが、皆様はどうであろうか。皆様におかれましては、是非とも本件に関して、訴訟相手の医療科学社のホームページも閲覧され、両者の見解を比較して判断をしていただきたい。
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