一般演題V 一般撮影A
ZoomミーティングルームA
10:20-11:00
- 腹部ポータブル撮影におけるシステム性能の違いによる撮影条件の検討
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:高橋 翼
- 共同研究者: 青木優太、菊地一成、小川智久、岡澤孝則、藤井紀明
- 【目的】新規装置導入にあたり、システム性能に準拠した撮影条件を検討することが重要である。そこで今回、新装置(Fujifilm社製CALNEO
Smart)と従来装置のシステム性能を比較し、従来装置を基準とした新装置における撮影条件を検討した。
【方法】入出力特性、MTF・NNPSからDQEを算出・比較した。また視覚評価として、バーガーファントムを用いて、従来装置の画像(85kV,5.0mAs)と新装置の画像(85kV,1.0mAs〜5.0mAs)のIQFを算出・比較した。
【結果】DQEは,新装置が全ての周波数領域において従来装置より高値を示した。視覚評価では、1.8mAs〜5.0mAsまでのIQFが同等の値を示し、有意差を認めなかった。
【結語】新装置は、従来装置より約60%線量低減が可能であることが示唆された。