一般演題V 一般撮影A
ZoomミーティングルームA
10:20-11:00
- 歯科用CBCT装置における撮影モードの違いによる画質変化の検討
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:田中朋美
- 共同研究者: 坂庭琴美、市川 暁、武田尚也、木下友都、藤井紀明
- 【目的】歯科用CBCT装置が新規導入された。歯科用CBCTはインプラント術前の顎骨状態、埋伏歯と下顎管の位置関係、根尖部病変を把握するために高画質な画像が求められる。そこで撮影モードの違いによる画質変化について検討を行った。
【方法】管電圧99kV,管電流7.0mA,回転角度360度を基本条件とし以下の検討を行った。@ワイヤーファントムを4通りの撮影モード(SD,HR,L,HRL)で撮影しMTFにて物理評価を行った。A頭部ファントムを用いて@と同様のモードで撮影し鮮鋭度・粒状性・コントラストについて正規化順位法による視覚評価を行った。
【結果】@10%MTFはHR:2.28,HRL:2.28,SD:2.03,L:1.98の順で高値となった。A粒状性はLが高くなり、鮮鋭度とコントラストはHRが最も高い評価となった。
【結語】撮影モードをHRにする事で高画質な画像が得られると示唆された。