一般演題W AG・被ばく
ZoomミーティングルームA
11:10-11:40
- 血管撮影検査におけるCADを使用した体内放射飛程距離のシミュレーション
- 埼玉県済生会川口総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:眞壁耕平
- 共同研究者: 内藤完大、保川裕二、池田圭介、富田博信
- 【目的】血管撮影検査では自動露出調整機構および自動輝度調節機構が機能していることで被写体厚の変化に伴い出力線量が変化する.本研究では体型および撮影角度による体内放射飛程距離をシミュレーションしたので報告する。
【方法】商用Computer-aided design(CAD)で人体ファントムを作成し、使用頻度の多い撮影角度(9方向)における体内放射飛程距離をシュミレーションした。人体ファントムの大きさは体厚20cm横幅30cmを基準とし、各々2cm間隔で最大10cmまで増やした。
【結果】最小飛程距離は20cm(体厚20cm/撮影角度:0度)、最大飛程距離は46.2cm(体厚30cm/横幅40cm/撮影角度:LAO60
CAU33)で最小飛程距離の2.31倍となった。
【まとめ】今後、体内放射飛程距離と出力線量の関係を把握することで線量管理に生かすことができると考えられる。