一般演題W AG・被ばく
ZoomミーティングルームA
11:10-11:40
- カテーテル治療時における長さ(SI)単位のキャリブレーション方法の検討
- 三郷中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:福田恭平
- 共同研究者: 長坂 純、松村裕太、中山勝雅
- 【目的】カテーテル治療時において、医師より画像上で血管径及び長の測定を指示される場面がある。その際、測定した値が不正確であると治療方針に影響を及ぼす恐れがある。本研究では正確な測定を行うためのキャリブレーション方法の検討を行う。
【方法】当院の血管撮影装置では、自動ISO法、TOD法、既知の長さを手動で測定する3つの方法がある。実際に長さが既知である金属筒とスケールを用いてキャリブレーションを行い、誤差の程度や簡便性の面から各方法について検討を行った。
【結果とまとめ】自動ISO法では、対象をアイソセンタに設定する必要があり、使用場面は限られた。TOD法では対象の寝台からの距離を入力するのみであるため、簡便であった。しかし、入力値が不正確であると誤差が生じた。手動法では実測でキャリブレーションを行うため、誤差は小さかった。従って場面によってキャリブレーション方法の使い分けが必要と考える。