一般演題Ⅴ 一般撮影③
Zoomミーティングルーム②
12:50-14:00
- 鮮鋭化処理を用いたカテ先強調処理画像取得の基礎検討
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者：吉田友樹
- 共同研究者： 宮本桃子、嶋崎恭介、栁澤由香、伊藤悠貴、藤井紀明
- 【目的】経鼻胃管(以下、胃管)先端確認のポータブルX線撮影の際,カテ先強調処理を使用することで視認性が向上するとされているが、当院装置には搭載されていない。そこで,鮮鋭化処理を用いることで代用可能か検討した。
【方法】胃管挿入患者の胸部X線画像に対し、鮮鋭化処理強度（以下、YRE）を0～5.0まで変更した画像を取得。取得画像の胃管周辺で濃度値を測定し、プロファイルカーブにて比較した。また、YREが0,1.0,3.0,5.0の4通りの画像を用い、視認性に対して正規化順位法にて視覚評価した。
【結果】YREを大きくすると、プロファイルカーブの形状は急峻になった。また視覚評価では、5.0,3.0,1.0,0の順で高評価となった。
【結語】鮮鋭化処理を用いることで、胃管の視認性は向上し、カテ先強調処理の代用処理として使用可能であることが示唆された。
