一般演題X 一般撮影B
ZoomミーティングルームA
12:50-14:00
- 肋骨X線撮影における骨の視認性向上を目的とした画像処理に関する基礎的検討
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:仲宗根将哉
- 共同研究者: 加藤明輝、石田隼斗、根岸亮平、市浦京子、藤井紀明
- 【目的】肋骨X線撮影は肋骨骨折の有無やアライメントの評価などを目的として行う。視認性が低いと評価が困難な場合がある。本研究ではマルチ周波数処理強度(MRE)を変更した画像に鮮鋭化処理(TAS)を併用することで肋骨の視認性が向上可能か検討した。
【方法】肋骨X線画像を@MRE1.0(従来画像)AMRE1.0+TASBMRE1.5CMRE1.5+TASDMRE2.5EMRE2.5+TASの6通りの画像処理を行った。取得画像から上部・中部・下部肋骨のプロファイルカーブを作成し物理評価を行った。また上記画像用い、肋骨の視認性に対し正規化順位法で視覚評価した。
【結果】物理評価ではMRE2.5+TASの処理を行った画像が最も肋骨の辺縁が強調された。視覚評価では肋骨上部、中部に対してTASを併用した画像の視認性の向上が認められた。
【結語】MREを高くし、TASを併用することで、肋骨の視認性が向上した。