一般演題T 一般撮影@
ZoomミーティングルームA
8:40-9:10
- 膝関節側面像の再撮影判断基準の検討
- 三郷中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:柳田 彩
- 共同研究者: 長坂純、澤田英二
- 【目的】膝関節側面像は、目安として内外顆が5mm以上ずれた場合に再撮影するが、その判断は各技師に委ねられる。画像診断システムにポジショニング判定支援機能Positioning iが追加された。これを用いて再撮影判断の基準を設定できるか検討した。
【方法】2021年8〜10月に撮影した膝関節側面像に対し、再撮影した画像のずれが何mmか求めた。整形外来医師と技師にずれが3〜10mmの画像を見てもらい、再撮影基準の判定を行った。
【結果】再撮影となったずれは平均で7.1mmであった。医師、技師共にずれが≦4.1mmでは再撮影不要、6.4mm<で必要と判断した。
【考察】6.4mm<では医師と技師の意見が一致し、再度医師と画像の確認を行い、再撮影の判定は6.0mmが適当とした。これまで5mm≦で再撮影していたが、不要であった可能性が示唆された。この機能は1mm単位の為、6mmを再撮影の判定基準とした。