一般演題X 一般撮影B
ZoomミーティングルームA
12:50-14:00
- 腰椎後方固定術後のポータブル撮影における画像処理パラメータの検討
- JCHOさいたまメディカルセンター 放射線科
- 筆頭演者:横田龍士
- 共同研究者: 北山貴章、飯島茂樹、鶴岡伸一、八木沢英樹、奥田圭二
- 【背景・目的】当院では昨年3月にFPDポータブルシステムを新規導入したが腰椎後方固定術後のポータブル検査が少なく、パラメータの検討が不十分であった。そこで画像処理条件を変更し比較検討を行った。
【方法】臨床画像を使用し、エッジ強調処理部分のパラメータの強調する程度を指定する関数YREを一定間隔で変化させ、視覚的評価を行った。続いて強調する構造物のバランスを決めるYRBを変化させ、視覚的評価を行い至適な処理条件を決定した。
【結果】YRE=1.5、YRB=Kのパラメータが至適条件となった。
【考察】YRE=1.5にした場合粒状度が悪くなるが、後方固定を行う患者は高齢な方が多く骨密度の低下などにより骨梁の評価がしづらい場合がある。そのため構造物の輪郭が認識しやすい画像のほうが高評価になったと考えられる。YRBについては複数の構造物が存在しているため、バランスの良いKが高評価であったと考えられる。