一般演題Y MRI
ZoomミーティングルームA
14:10-14:50
- 頻呼吸患者の3DMRCPの同期撮像の検討
- 三郷中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:森下沙羅
- 共同研究者: 長坂 純、松村裕太、中山勝雅
- 【目的】頻呼吸患者の3DMRCPでは同期撮影を用いても動きにより画像が劣化することが多い。今回の研究では同期撮像の検討を行った。
【方法】健常ボランティアに撮像中メトロノームを聞かせ25回/分の呼吸として行った。3DMRCPを,呼吸同期および横隔膜同期において条件を変化させて撮像を行い、元画像およびMIP像を用いて視覚評価を行った.。
【結果】呼吸同期ではトリガーポイントが小さいほど画質改善がみられた。横隔膜同期ではトリガーウィンドウを大きくすると画質改善がみられた。
【考察】頻呼吸であると腹部の動きが速く、ルーチンで用いられるトリガーポイントやトリガーウィンドウではデータ収集時に吸気になってしまうため体動の影響が大きく画質が劣化したと考えられる。そのため通常よりトリガーポイントを短く,、トリガーウィンドウを大きく設定することによって吸気前の撮像となり画像が改善したと考えられる。