一般演題Y MRI
ZoomミーティングルームA
14:10-14:50
- 股関節MRIにおけるSMS-DIXON法の検討
- 埼玉医科大学病院 中央放射線部
- 筆頭演者:安孫子晟
- 共同研究者: 仁藤真吾、渡部進一
- 【目的】MRI装置のソフトウエア更新に伴い、TSE-DIXON法に多断面同時励起法(SMS)を併用することが可能となった。股関節ルーチンで撮像しているSTIRをSMS-DIXON法に変更することで、検査時間の短縮やin-phase像の付加による診断能向上も期待できると考え、有用性について検討した。
【方法】T2DIXON法(3:36)、SMS-T2DIXON法(1:54)、STIR法(3:18)でファントムを撮像し、SNRを測定した。また、倫理委員会の許可を得たボランティア1名の撮像を行い、視覚評価・CNR測定を行った。
【結果・考察】SMS画像では、SNR・CNRの低下が見られた。視覚評価ではSMSの有無に関わらず、STIRより高評価となり診断するにあたり十分な画像であると考えられる。
【結論】SMS-DIXON法は、診断可能な画質を担保し撮像時間を短縮できることが示唆された。