一般演題Z PET
ZoomミーティングルームA
15:00-15:20
- 至適投与量の臨床使用における実用性の検討
- 彩の国東大宮メディカルセンター 放射線科
- 筆頭演者:吉岡真依子
-
【目的】当院の先行研究において、FDG-PET検査の至適投与量を3.7MBq/kgとした。3種類の包装単位のデリバリーFDG検査薬の臨床においての実用性を検討した。
【方法】物理評価は実臨床データを任意の体重群とBMI群で分けて算出し、NECpatient>13、NECdensity>0.2で画質が担保されるとした。視覚評価は乳癌の確定診断症例を初見の医師と放射線技師に2点:画像のみで読影可、1点:左右が分かれば読影可、0点:読影不可で点数をつけてもらい、平均1.5点以上で画質が担保されるとした。
【結果】物理評価では体重やBMIが大きくなると右肩下がりとなる傾向を示したが、ほぼ基準値を満たした。視覚評価では平均1.5点以上となった。
【考察】物理評価、視覚評価の結果から当院で採用した至適投与量が臨床使用に十分実用的といえる。
【まとめ】当院で定めた至適投与量の臨床利用における実用性が示せた。