一般演題[ CT
ZoomミーティングルームA
15:30-16:20
- 被ばく低減を目的とした四肢CT検査における自作防護具の有用性
- 社会医療法人財団 石心会 埼玉石心会病院 放射線部
- 筆頭演者:岡田裕樹
- 共同研究者: 望月淳志、内田裕介
- 【目的】四肢のCT検査時に検査部位以外の被ばくに対してビスマスシートを使用し、受診者への被ばく低減が可能かどうか検討する。
【方法】ビスマスシートをガントリ正面と寝台に配置した自作防護具を作成した。四肢を想定した円柱ファントムを防護板の設置を変更しながら撮影を行い、被ばく線量の測定を行った。@正面のみに設置:0〜7枚A正面(5枚)と寝台に設置:0〜5枚
【結果】@正面のみの場合、1枚では十分な防護効果は得られなかったが、枚数を増やすにつれて線量が低下し、4枚目以降からは線量の変動が少なくなった。A正面と寝台に防護版を設置した場合には、正面のみと比べて線量が減少した。
【まとめ】正面に防護板を設置する場合は、複数枚設置することにより四肢からの散乱線をカットし、被ばくを低減することができた。寝台に防護板を設置した場合では、1枚設置することで寝台からの散乱線をカットし被ばくを低減することができた。