一般演題V 一般撮影A
ZoomミーティングルームA
10:20-11:00
- 膝関節側面撮影におけるAIを用いたポジショニング判定支援機能について
- 埼玉医科大学病院 中央放射線部
- 筆頭演者:長嶋賢太
- 共同研究者: 西山 翔、高橋 忍 、平野雅弥、山崎富雄
- 【背景・目的】近年、一般撮影の分野でもフラットパネルディテクタ化が進み、撮り直しが容易になったことから再撮影率増加が懸念される。人工知能(AI)を用いたコニカミノルタ社ポジショニング判定支援機能「Positioning i」を使用し、膝関節側面撮影に対する精度評価と導入前後の再撮影率を検証した。
【方法】膝関節側面像において、大腿骨内外顆辺縁のズレが最大となる部分を検像システム(コニカミノルタ社I-PACS QA)で測定し、AIによる表示値と比較した。また機能導入前後の再撮影率も比較した。
【結果・考察】検像システムによる測定値とAIによる表示値では大きな差は見られなかった。本機能導入後で再撮影率の低下が見られた。
【結語】今回の検証で測定値とAIによる表示値で大差がなかったため、主観的な技師の判断と客観的なAIの判断を組み合わせることで再撮影率低下および更なるワークフロー改善が示唆された。