フレッシャーズセミナーA
- Zoomミーティングルーム@
9:30〜10:00
- 輝度調整だけで大丈夫?臨床で活きるX線単純撮影の画像処理
- 埼玉県済生会川口総合病院
- 森一也
- われわれ診療放射線技師の業務で、多くの方が最初に覚えるのがX線単純撮影ではないだろうか。各部位のポジショニングや撮影条件に重きを置き習得する施設が多いのではないかと考える。X線単純撮影はアナログからディジタルへと移行し、撮影後の画像にはさまざまな処理がなされ、医師の元へ画像を提供している。実際の臨床現場では、部位ごとに細かく設定された画像処理について調整することは少なく、輝度階調の調整のみで画像を提出するケースを見受けることがある。しかし、検査目的や撮影条件、患者の状態によって、画像処理を調整することでより臨床に役立つ画像を提出することが可能となる。
今回のセミナーではX線単純画像に使用されている各種画像処理の基礎や、その画像処理を実臨床でどのように役立てるかについて紹介する。