第35回日本診療放射線技師学術大会

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彩の国から未来へ

NN(ネットワークナウ)連載企画 埼玉への道 2
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NNの連載記事をHP用に編集して掲載しています
大宮という街
 大宮は、埼玉県の代表的な街の一つです。平成13年に浦和市・大宮市・与野市の3市が合併し「さいたま市」となり、現在は「さいたま市大宮区」と表記されています。名前の由来は“大いなる宮居”とたたえられた「氷川神社」の総本社がこの地にあることから来ています。
 社(やしろ)へ続く参道には、約700本のケヤキを中心とした樹木が南北にわたり植えられ、日本一長い参道として知られています。現在の主祭神は3柱。縁結びをつかさどる夫婦神と商売繁盛をつかさどる子どもの神が祭られており、縁結びや安産祈願・商売繁盛にご利益がある神社です。
 本殿隣の敷地(大宮公園内)には、Jリーグチーム“大宮アルディージャ”のホームグラウンド「NACK5スタジアム大宮」があり、試合の日は参拝客にサポーターが加わり多くの人でにぎわいます。
 

   ちなみに大宮アルディージャの「Ardija」は、スペイン語のardilla(リス)が由来です。JR大宮駅東口前には旧大宮市のマスコットキャラクター「こりすのトトちゃん」の像が皆さまを迎えてくれます。
 さて、大宮は“鉄道”によって大きく発展した“鉄道の街”です。ところが、もともと上野〜熊谷をつなぐ線路(現在の高崎線)が開通した当時(明治16年)は駅すらありませんでした。駅の完成はその2年後、東北線が引かれる際に地域住民の誘致努力で作られました。また大宮駅は東京へ人や物資を運ぶだけでなく、操車場や車両整備の拠点として鉄道工場も併設され、街が発展する礎になりました。
 その後、新幹線が開通、大宮は東京・上越・東北の分岐地として結果的に人々が集まり、街は急激に発展を遂げました。JR大宮駅の1駅先には「鉄道博物館」があり、鉄道に関する貴重な資料、巨大ジオラマの中を走る鉄道模型・運転シミュレーターなど、鉄道ファンだけでなく、大人から子どもまで十分楽しめる施設です。大会期間の合間に一度立ち寄ってはいかがでしょうか。   


  話は大宮駅周辺に戻り“食”について少しほど。大宮は県内有数の繁華街です。駅周辺はラーメン激戦区であり、人気店では行列も見られます。またレストランや居酒屋の他、埼玉ご当地B級グルメ&ソウルフードの店など、名店から下町的なものまで豊富な飲食店があり、昼夜にぎわいを見せています。ぜひグルメマップ片手に、大宮の“食”を楽しんでみてはいかがでしょうか? “食”につきましては、次号「埼玉B級グルメ&ソウルフード」で、もう少しご紹介します。