第35回日本診療放射線技師学術大会

国民と共にチーム医療を推進しよう

彩の国から未来へ

NN(ネットワークナウ)連載企画 埼玉への道 3
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回
第6回 第7回 第8回 第9回 最終回
NNの連載記事をHP用に編集して掲載しています
埼玉のB級グルメ&ソウルフード
 全国各地には地元で有名なB級グルメやソウルフードがあります。もちろん埼玉にもあって、代表的なものに「行田のゼリーフライ」があります。ゼリーフライとは、お菓子のゼリーを揚げたものではなく、「おから」が入っていて佇まいは衣(ころも)のないコロッケ。名前の由来は見た目の形“銭(ゼニ)”から来ており、「ゼニフライ」がなまって「ゼリーフライ」となりました。食感はおから独特のパサパサ感はなくクリーミー。そして“フライ”と標記しておきながら、油で揚げていないおまけ付き。名前と中身が一致しない、いい意味で期待を裏切る面白グルメです。
  そして「東松山の焼き鳥」は、県内きっての名物グルメです。他県でもまれにありますが、肉は「鶏」ではなく「豚」を使用しています。定番は「かしら(頭やほほ肉)」のネギマで、特製の辛みそを付けていただきます。お店は東松山駅周辺に10店舗ほどあり、また駅前のお店(ひびき本店)では店頭販売もしており、気軽にお持ち帰りができます。
 その他、各地域で昔から栽培・飼育、食してきたモノを見つめ直し、町おこしを兼ねたご当地グルメが次々登場しています。例えば
こうのす川幅うどん
(鴻巣)
飯能すいーとん
(飯能)
嵐山辛モツ焼きそば
(嵐山)
豆腐ラーメン
(さいたま市)
里芋コロッケ
(狭山・所沢)
北本トマトカレー
(北本)
すったて
(川島)などなど。
 これら一部はメディアに取り上げられ、県内では認知されているものや、地元以外ではあまり知られていないものもあります。認知度はともかく、地元を愛する姿は見て取れますので、立ち寄ることがありましたらぜひご当地グルメをお楽しみいただけたらと思います。  




 最後に、埼玉ソウルフードのチェーン店を2つご紹介(本店は共に埼玉県所沢市)。1つ目は「山田うどん(ファミリー食堂 山田うどん食堂)」です。関東地方を中心に約180店舗ありますが、その約半数は埼玉県内にあります。目印は店の前で赤い案山子(かかし)の描かれた看板です。安くて早い豊富なメニューは、埼玉県民に長く愛されています。定番は店名の通り“うどん”ですが、丼物や“パンチ”と呼ばれるモツ煮も人気です。2つ目は「ぎょうざの満洲」です。東京・埼玉・群馬に79店舗(および大阪・兵庫に10店舗)あり、お店の壁や食器には「3割うまい!!」のキャッチコピーと女の子(ランちゃん)のイラストが目を引きます。こちらも安くてうまいのはもちろん、持ち帰り用のギョーザも販売しており、ご家庭でもお店の味が楽しめます(ネット販売もあります)。
 今回、ご紹介したお店などは開催会場からは少し離れていますが、埼玉県民の胃袋を支えるB級グルメ&ソウルフードです。ご興味があればぜひお立ち寄りください。